かなざわ整骨院
健康通信VOL、34(2009/9/15)

自律神経とカラダの歪み

(ある日のかなざわ整骨院にて)
秋風さわやかな月曜日の朝。
月に二回ほど治療を受けに来られる37歳の主婦山田さん(仮名)の治療中のやりとり。

山田さん 「今日はすっごく背中が凝ってるねん。別にこれといった事したわけじゃ無いんやけど・・・あーーーしんど!」

私 「わかった。ちょっと診せてな」

(そういって、カラダの歪みをみるために背中をスッとひと撫)

私 「ああ!山田さん。ココとココとココ。ムッチャずれてるやん。こいつが原因やで」

山田さん 「ふーん・・・」

私 「”ふーん”って、自分のカラダ歪んでるのわからへん?」

山田さん 「ウン。全くわからへん」

私 「そうかー。山田さん鈍いからなぁ(笑)」

山田さん 「ほっといて!(笑)」

私 「まあ別にわかっても・わからへんでもイイんやけど。歪みとっていくからうつ伏せになって~」

(治療を始める。骨盤の歪みが取れてきたところで・・・)

山田さん(のオナカ)「guuuuuuuuuuuuuuuu」

私 「おお!山田さんおなか減った?しゃあないなぁ。もうお昼前やからなぁ。もうちょっとで終わるから我慢してな」

山田さん 「ちゃうわ先生!先生のところで治療を受けてるときに、ようこんなんなるねん。別におなか減ってるんと違う」

私 「カラダが整ってきた証拠やね。整ってくると内臓の働きが良くなってくるねん」

山田さん 「ああーそれでかぁ!治療が終わった後、おなかがすっごくよく動くのがわかるの。トイレにも行きたくなるし」

私 「お通じも良うなるやろ」

山田さん 「ウン!」

山田さんはその後、帰る前にトイレに行き、すっきりとした表情で帰っていきました。

この山田さんの例に限らず
治療中・治療後こんなカラダの変化・反応を示す方が結構います。

なぜおなかが鳴るのか?
なぜお通じがよくなるのか?
患者さんは不思議な様ですが、
原理は別に驚くことでもなく、
私が怪しげな術をかけているわけでもありません。

マジシャンはタネを明かしませんが、
私は治療家なのでタネ明かしを!

内臓の働きは神経によってコントロールされていて、
そのコントロールしている神経を
自律神経と呼んでいます。

自律神経

自律神経は図であるように(イラストの黄色い部分です)
脳から始まり、
頭や背中、骨盤から各臓器に伸びて
行き渡っています。

そして行き着いた先の臓器をコントロールしているのですが、
臓器のコントロールとは簡単にいって
「働きなさい」
「休みなさい」
この二つの指令が伝えられ、行われているに過ぎません。

仕事をするのか?しないのか?
ONとOFFの世界です。

自律神経と呼ばれる神経は
交感神経副交感神経で構成されていて、
その二つがONとOFFを絶妙なタイミングで切り替え、
体調が維持されているのです。

自律神経は文字通り
「自らを律する」神経で、
生きて行く為の体調管理を
無意識のうちに行ってくれます。

むしろ意識することのほうが難しい。
(トレーニングを積んでいけばコントロールできるようになると言われていますが、一般的になかなか難しいものです。)

そんな自律神経ですが、
無意識に律してくれるというだけあって、
その時の体の状態にも勝手に反応して調整してくれます。

いままでもさんざんお話してきた
骨盤の歪みや背骨のズレ。

これはカラダのいたるところに
筋肉の緊張状態を作り出します。

「筋肉が緊張状態にある」

カラダにとってこの状態は
「臨戦態勢に入っている」
と脳で処理されます。

その結果自律神経も
臨戦態勢フォーメーションになって
臓器へ影響を与えます。

胃や腸が臨戦態勢フォーメーションになると、
食べ物の消化吸収の働きが制限されます。

これは
力を出さないといけないような状況(戦闘モード)なので、
血液を出来るだけ筋肉に優先して送りたい為、
内蔵への血流を減らすようになっているそうです。
(限られたエネルギーを効率よく使うため、これは理にかなっているなと思います)

歪みが腰痛・肩凝りの原因になってくるのは
以前お話しをした通りです。

つまりカラダに歪みがあって
肩凝りなどの症状があるような時、
胃や腸はあまり働いていないのです。
(胃や腸以外の臓器も何らかの影響を受けています。)

自律神経はONとOFFがうまく切り替わってこそ、
臓器をはじめ
からだの機能を正常に保たせる働きができます。

こんなONとOFFがうまく切り替わらない状態が長く続いていると、
臓器そのものがやがてやられてしまいます。

他にも自律神経が影響を受けるといわれている場合があります。
それは歪みやズレが

「直接」

自律神経を刺激するというもの。

自律神経は先ほどいったように、
脳から始まって頭、背中、骨盤へと神経を伸ばしていきますが、
その道中は関節の間を抜けるようにして伸びています。

関節がズレたり歪んだりしたときに
それが神経に当たったり、
押さえつけられたりして
神経が刺激されてしまうケースも有るのです。

毎日治療をしながら
背中や骨盤の歪みと、
食欲やお通じなどとの関係を研究していますが、
カラダに緊張が残っていても
歪みが取れてくると
食欲やお通じが改善されていくケースを
たくさん見ているので
とても関係のあることがわかります。

自律神経の働きが影響を受ける場合

[check]からだのどこかに生じている歪みのせいで、筋肉や内臓が刺激されその影響を受け自律神経が臨戦態勢に入っている場合。

[check]神経の通り道に歪みやズレがあり、直接自律神経が刺激される場合。

この2つが自律神経の働きに影響を与えています。

歪みが無くなり
神経の不要な刺激が無くなった時に
おなかが鳴る場合もあれば、
筋肉の緊張が取れ
「ふぅー」っとリラックスした時に
おなかの鳴る場合もあるということです。

そうやってみていくと
歪みや緊張は「万病の元」だといえますし、
自覚症状の代表でもある
凝りや張り感は
万病を事前に教えてくれる

「サイン」

といえます。

歪みを整え、
体をちゃんとケアしていく事は、
内臓の働きに良い状態をつくりあげる事につながります。

歪みはなかなか自分で戻すことは出来ないから、
放って置くとずっと内臓が緊張状態になっている場合もあります。

それが何日も何年も続くと

・・・コワイですね。

自覚症状は無いけれど、
ちゃんと歪みを取って
体を整えていくことは

「プライスレス」

計り知れない価値があると思います。

ぜひ計り知れない価値を体験して手に入れてみてください。
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2009/9/15
かなざわ整骨院 金澤信博一声


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