かなざわ整骨院
健康通信VOL、27(2009/6/1)
前回が腰と肩との関連を説明したけれど、そもそも「肩」ってどないなっとんねん!?
という話を今までしてきたことが部分が無かったので、なかなかわかりにくかったのかもしれません。
そんなところを反省し、今回は肩についての説明です。
「肩」というと結構漠然とした感じがあって、
今皆さんに「肩って、どのあたりですか?」と聞いたならば、
ほとんどのかたが「このあたりー」と優しく答えてくれるはずです。
イメージとして肩の位置は皆さんよくご存知ですが、
肩がどのようなもので構成されていて、
肩を少し動かすのにいったいどれだけの部分が関係しているのか?
そのあたりのイメージなるとなかなかわかりにくいのではないでしょうか。
肩の関節の働きは一般的に「腕を動かすところ」です。
人体にある関節の中で最も可動性が大きく、
フレキシブルな動きが与えられています。
それだけの動きをサポートする為、肩関節にはたくさんの筋肉が関わっています。
骨は「上腕骨」という腕の骨と「肩甲骨」という背中にある骨によって構成されていますが、これだけだと肩を「肩のあるべき位置」に固定することができないので「鎖骨」が一役買っています。
またその他たくさんの筋肉、靭帯によって肩は構成されています。
肩を「肩のあるべき位置に固定する」というのがとっても大切なポイントで、体の全てにいえることですが「あるべきところにあるものがない」と全てのものはうまく機能しないようになっています。
(四十肩、五十肩といわれる症状で肩が挙がらなくなるのはその代表です。)

骨は
肩甲骨・上腕骨そして肩の位置をキープする為に鎖骨

;
筋肉は連動しているので、実際は全身全ての筋肉が関係しますが
三角筋・上腕二頭筋・上腕三頭筋・大胸筋・小胸筋・大円筋・小円筋・棘上筋・棘下筋・肩甲下筋・肩甲挙筋・肩甲下筋・前鋸筋・大菱形筋・小菱形筋・広背筋・鎖骨下筋・烏口腕筋・僧帽筋・胸鎖乳突筋・・・あたりでしょうか。

腕の上げ下げに直接関係する筋肉と、肩甲骨や上腕骨をあるべきところに「固定」して、腕の上げ下げの働きを補助する筋肉などがあります。たくさんのモノで構成されているということは、
ちょっとのトラブル、バランスの乱れで
「故障しやすいところ」ということでもあります。
全て重要な働きをするモノなので、
どこどこだけが強くなればパフォーマンスが上がる
とかいうことはありません。
(ちなみにパフォーマンスを上げたければ、ある部分を強化するのではなく、全身のしなやかさを利用して肩のアクションを起こす練習をした方がよっぽど体の負担を減らしながら目的を達成することが出来ます。)

トレーニングである筋肉だけを強化して・・・
という考え方にカナザワは疑問を持っています。
少し横道にそれましたが、
先程上げた筋肉なり骨なりがちょうど良いバランスで
体におさまっているというのが一番ベストな状態です。
関節の間には程よいスペースが確保され
(骨と骨同士は適度な距離が保てていないと、運動の際引っかかって上手く動いてくれません)
筋肉も硬すぎず緩みすぎずのテンションを保ち、
体全体に柔軟性が確保されている時に、
肩の状態は最もよくなり肩の関節はスムーズに動いてくれます。
「大きく動くが、とってもデリケートな関節」
それが肩関節(肩の関節)です。
(参考図書)
四肢・脊柱の機能解剖第5版 共同医書出版社 より
2009/6/1
かなざわ整骨院 金澤信博一声
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