かなざわ整骨院
健康通信VOL、33(2009/9/2)

凝りと筋肉のビミョーな関係

治療中患者さんと話しをしていてよく感じるのは、筋肉の緊張や硬くなった状態=(イコール)凝りという思考回路が出来上がってるんだナーと感じる点。

筋肉の緊張具合や硬さと凝りとの関係は「有るといえば有る」し「無いといえば無い」というビミョーな関係にあり

その辺りが明確になってくると、もっと自分のカラダをよく知ることが出来るようになると思うので、今回はそんなお話しです。

政界、関東方面と嵐が吹き荒れ9月がやってきました。

気温も急に下がり、カラダがそれに応じようとセッセセッセと頑張っているナーという状態を、特に骨盤の調整中に感じます。

こんな状態になってくると増えてくるのが「何もしてないのに調子が悪いんです。痛いんです。」といったパターンの患者さん達。

「何もしていないのに」調子の悪くなることはよくあることです・・・が、何もないのなら体には何も起こりません。

「何か」あったから症状が出てきたわけで、ただその何かが意識出来ていないだけです。

これは数少ない「カラダの大原則」の一つやと一人で思ってます。

季節や環境の変化は無意識にカラダに刺激を与え、それに適った反応を引き起こし、変化に適応していこうという働きが勝手に起こります。

この働きのお陰で上手く生きていることが出来ていますが、ここで起きている変化は、当の本人が刺激されていることに気がつかない、わからないわけだし、意識がないので変化している部分ももう一つ気がつかないし、わからない、といった感じのものです。

変化はそれこそ細胞レベルで起きていますが、そこまで行くとさすがに変化はよくわからないもの。

感じる事はなかなか出来ません。

そんな中でも比較的意識し易い所があって、それは筋肉についての意識です。

筋肉の反応、変化は体の歪みとなって現れるので、足の長さが左右で変わったり、仰向けで寝た時の足の開く角度が変わったり、尻まわりやウエストのサイズの変化が起こります。

直接筋肉の収縮感や緊張状態を感じることは難しいけれど、そんな所の変化を気を付けてみてもらうと比較的意識しやすいでしょう。

そんな変化が起きた時、何かしら筋肉が反応(収縮)しているんやな、と思ってもらって間違いありません。

体に変化が起きた時、人によっては肩凝りや背中の張りがきつくなったように感じる場合があります。

先に言った「何もしてないのに」調子が悪くなるパターンがこれに当たりますが、これはカラダのバランスが変化した結果、その変化に適応しようと筋肉が緊張し、ある程度その歪みが大きくなった時にカラダが「凝った」とか「痛い」という状態として認識した状態です。

運動をした後なんかに筋肉が張ったり、硬くなったりする時があるけれども、この時の緊張とはメカニズムが全く違います。

運動後の緊張は筋肉の「疲労状態」で、バランスの変化による緊張は緊張は「筋肉を緊張させる信号による緊張」という違いがあり

疲労状態の筋肉ならマッサージやお風呂など、血行を促すアプローチをしてあげれば早く緊張状態から回復してきます。

しかしバランスの変化によるものは、カラダが筋肉に対して「緊張しなさい」という信号を送り続けている為、その信号が解除されない限り何をしても緊張は取れません。

そしてこれは整体的な話しになりますが「凝り感」は背骨のある所の歪みがきつくなった時に感じる感覚なので、直接筋肉の緊張とは関係がありません。

筋肉が緊張した結果、その「ある所」が歪んでくれば凝り感を感じるのですが「緊張=凝り」とはならないのです。

そういった背景を理解しながら「何もしてないけれど調子がおかしい」自分のカラダを見ていくと対処の仕方が見えてきます。

まとめてみると

[check]①筋肉の緊張と凝り感や痛みはイコールじゃない。

[check]②何もしていなくても症状が出てくる場合はカラダのバランスの変化によるもの。

[check]③バランスの変化によって筋肉が緊張している時には血液の循環を促しても緊張は取れない。(マッサージも同様)

[check]④その緊張をとる為には筋肉を緊張させている信号をOFFにする必要がある。

[check]⑤そこで何があってバランスの変化が引き起こされたのかを見つめてみる。

[check]⑥冷えや食生活に偏りがあるようならそこを見直す。

[check]⑦季節によって骨盤は形を変えるので、骨盤周りが硬くなっていると歪みを作りやすいので骨盤周りの調整をしていく。

こんな感じでしょうか。

揉んで全てが解決するのなら、こちらとしてはラクなんですけれどもねー・・・

つくづく治療って難しいな、人のカラダっていろいろあるんやなと思い知らされます。

※バランスの変化が引き起こされる原因はたーくさんあります。それが自分でわかるくらいなら患者さんは自分でどうにか出来るはずで、それが出来ないからおそらく悩んでいるハズ。

一人ではなかなか見つけられない原因もたくさんありますから、しばらく考えてわからない時には専門家に相談してみて下さい。

2009/9/2
かなざわ整骨院 金澤信博一声


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