かなざわ整骨院
健康通信VOL、29(2009/7/1)
指先を見つめて下さい。
そして自分が動かしたい方向へ曲げてみて下さい。
指にケガがある時や
関節が炎症を起こしている時
変形している時
また欠損(無い場合)している時は別にして
ほとんどの方が思った方向へ曲げることが出来ると思います。
「当たり前やん!」
そう。別に何も変わったことをお話ししているのではありませんが、なぜ曲がるんでしょう?
何が当たり前なんでしょう?

それは、指には関節があって、
関節は「曲がる」「動く」
ということをみなさんが知っているからです。
「関節は動く」この当たり前の考え・・・
今でこそ、体にある色んな所が動くことを前提として施術をしていますが
数年前にオステオパシーという治療法の勉強会でそれを知った時にはかなりの衝撃を受けました。
「指は動く」・・・当たり前やん
「骨盤も動く」・・・えっ?そうなん。
「頭も動く」・・・うっそー!!!
そんな感じで講義を聴いていました。
関節というのは骨と骨との合わさる場所にあります。
そして関節は動く所というのも、特に医学的な専門書を紐解かなくても経験的にみなさんご存じです。
でも私が骨盤や頭が動くというのを知らなかったのは、そこを動かそうと意識してもなかなか出来ないし、何より動いているのかどうかが目に見えてわかりにくいからだと自分では判断しています。(不勉強だったことはちょっと横に置いております)
みなさんは
「頭や骨盤に動きを感じますか?」
「思うように形を変えることが出来ますか?」
私には出来ません。
手足の関節などはそういった「動き」がよく観察できる場所だし
意識もしやすい。
自分の思い通りにも比較的動かしやすい。
つまり
「意識しやすい」から
「経験的に知っている」のだと思います。
さてそんな「関節」ですが
関節の大切な働きは
「動く所」という働きです。
そこに「動き」が必要だから
「関節」というものが存在しているのです。
足を例に取ると
足が人の体を「ただ支えるだけ」の働きしか必要としていないのであれば、腰から足先まで一本の棒のように、一本のぶっとい骨であるほうが効率が良いはずです。
筋肉の数も少なくて済むし、仕組みが簡単になればケガの比率も減るはずです。
ところが実際は骨盤を含めると28の骨からなり
筋肉の数もたくさんあります。
なぜこれだけのものが必要なのでしょうか?
それは「動く」ためです。
(ショックの吸収などの働きも”動き”あってのもの。なのでここに含みます)
頭も一緒、骨盤も一緒です。

頭も脳という大切な器官を守る為だけなら
ヘルメットのように硬くて丸い一枚骨から作られる方が強度があって良いはず。
骨盤も内臓を守る為ならボウルのような形をキープしている一枚骨で出来ていればいい。

でも実際はそうじゃなくて脳を守るところは7個の骨から
骨盤も仙骨を含めると7個の骨から出来ています。

もっと細かく見ると
成人になるとくっついてあたかも一つの骨のように思える寛骨は、
子供の頃
腸骨・恥骨・座骨という3つの骨から出来ていて
成人してくっついてからでも、それぞれは独立して動いているようです。
それだけ骨があるということは
それだけ動くところがありますよ、ということです。
頭や骨盤の動きは指ほどダイナミックなものではないですが
風船のように膨らんだり閉じたりを繰り返したり、歪んで捻れたりしています。
手足と違い、それらの動きは「生命維持」に関係している場合が多いのでほとんどが無意識的に行われています。
心臓の拍動をほとんどの方がいつも意識していないのと同じ事です。
だからこれらの動きが悪くなると当然体の調子も悪くなります。
(特別治療ではそういったところから来る症状へのアプローチもしています。)
「関節は動く」
当たり前ですが健康でいる為にはそこにもう一つ
「柔軟性があって、関節の動く」状態
が必要です。
2009/7/1
かなざわ整骨院 金澤信博一声
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